総合技術部プロジェクト支援採択案件としてRNAscope講習会を開催しました。
RNAscopeは組織標本からRNAを検出する in situ ハイブリダイゼーション
という手法の1つです。この技術は従来法とは異なり、約8時間という短い時間での
標本作製を可能にします。
昨年、この手法の体験会を開催したところ、受講された方から概ね好意的な評価をいただき、
今回の開催となりました。
今回の講習会は、受講者が講師に気軽に質問しやすいよう、受講人数を絞り、
受講者が持参したマウスの組織標本を用いることも可能としました。持込み標本の対象は、
パラフィン以外に凍結組織標本や培養細胞(チャンバースライド)にも対応しました。
ご自身で組織標本を用意できない受講者のために、講習会担当者が染色用の組織標本を用意しました。
また、本手法では発色試薬をFast Redとすることで、
蛍光での観察や免疫組織化学染色との2重染色が可能です。
そのため今回はDAPI入り封入剤を使用し蛍光観察もできる状態で参加者にお渡ししました。
講師
平林 京先生(プロテインシンプルジャパン)
石倉慧一先生(コスモ・バイオ)
会場
宝町D棟6階 総合技術部 宝町オフィス
日時
1日目 11月11日(火) 13時00分~17時00分
2日目 11月12日(水) 8時30分~12時30分
担当
玉谷貴志(生命部門)
ご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。
