疾患モデル総合研究センター実験動物研究施設では、毎年「生命工学トレーニングコース」を開催しておりますが、2025年もサイエンスコモンズ、金沢学術アカデミー、総合技術部との合同企画により、「発生工学・基礎技術コース」を開催いたしました。
マウス胚のハンドリングは遺伝子改変マウス作製の基本となります。また胚および精子の凍結は、飼育スペースの削減のみならず、感染事故や大震災による実験動物研究施設の被害に備えたマウス系統のバックアップのための重要な技術です。医学・生命科学研究に欠かせないこれらの技術を学ぶ機会を設けるため、本トレーニングコースを開催しました。
総合技術部からは島津美幸 技術職員、XU PINGPING 技術職員、前田 由香里 技術職員、中村 由季子 技術専門職員が
本トレーニングコースの運営支援を行いました。
日時
2025年11月12日(水)9:00 – 11月14日(金)17:00
場所
疾患モデル総合研究センター 実験動物研究施設宝町施設
対象
本学の研究者、技術者および大学院生等
内容
発生工学の基本原理の講義と実習
- 精子の凍結
- 体外受精
- 2細胞期胚の凍結保存
- 偽妊娠受容雌作製のためのオスの精管結紮手術
- 2細胞期胚の卵管内移植
- 桑実胚・胚盤胞の子宮内移植
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
