薄片スライドスキャン顕微鏡 操作体験・デモンストレーションを実施しました

12月16日(火)~12月19日(金)の日程で、薄片スライドスキャン顕微鏡ZEISS Axioscan7操作体験会を実施しました。本イベントでは、ZEISS技術者が常駐し、装置の基本的な操作方法や活用事例について、実機を用いた説明が行われました。

本設備は、生命・生物系試料から鉱物・岩石・地球科学系の薄片試料まで幅広く対応可能なスライドスキャン顕微鏡です。デモンストレーション当日は、生物系・鉱物系それぞれの試料に対して、メーカー担当者が個別に対応し、撮像の流れやデータ活用のポイントについて丁寧な説明が行われました。多様な研究分野に対応可能な共用設備としての有用性を実感できる機会となりました。

本設備を活用することで、これまで時間を要していた顕微鏡撮影作業を効率化し、試料調整や撮像後の解析といった研究の本質的な部分に、より多くの時間を割くことが可能になります。また、撮像工程のオートメーション化により、過去に作製された薄片試料のデジタル化を進めることができ、試料やデータの整理・管理、共有の促進にもつながると期待されます。

教育面においても、本設備は有効な活用が見込まれます。基礎的な顕微鏡観察は従来の顕微鏡を用いつつ、スライドスキャン顕微鏡を併用することで、試料調整の精度が観察結果に与える影響を学生がより深く理解できるようになります。学生実験や実習において、試料作製の重要性を体験的に学ぶ機会の創出が期待されます。

今回のデモンストレーションを通じて、設備の性能や活用可能性への理解が深まるとともに、研究者が自身の研究分野での応用を具体的にイメージする機会となりました。